M2の本多詩聞(指導教員:柳澤秀吉准教授)が日本設計工学会武藤栄次賞優秀学生賞を受賞しました(2024.3.21)。
M2 磯野将希君が、ヒューマンインタフェースシンポジウム2023で発表した下記の研究に対し、ヒューマンインタフェース学会学術奨励賞を受賞しました。
遅延のある操作系における操作者モデルの提案:能動的推論を用いたアプローチ
B4 中島 眞由(指導教員:柳澤秀吉)が、第25回日本感性工学会大会にて発表した以下の研究に対して優秀発表賞を受賞しました。
自由エネルギーを用いた動的な感情次元の数理モデリング(音楽刺激を用いた検証)
中島 眞由、臼田 知永、柳澤 秀吉
柳澤秀吉准教授が,日本機械学会第33回設計工学・システム部門講演会にて,2023年度設計工学・システム部門業績賞を受賞しました. 本賞は,当該分野で顕著な研究,または技術開発の業績をあげた個人または団体に贈られます.約20年にわたる感性設計学の一連の研究業績が高く評価されました。
受賞した研究内容・活動について
機械工学専攻 柳澤 秀吉 准教授による感性設計学の一連の研究業績が高く評価されました。特に、感性の数学的原理の究明とその設計応用研究の先駆的な研究成果は、多方面から国内外の賞を授賞しています。新規設計に必要な外挿を可能にするために、脳の働きの原理から演繹的に感性を定式化する新しい方法論を世界に先駆けて提案しました。そして、知覚、感情、主体性といった様々な認知を力学的な数理により統一的に説明、予測する理論と計算モデルを開発しました。一連の卓越した成果は、設計工学分野、さらにはヒトを扱う工学、科学分野の発展に広く寄与する基盤となると期待されます。
今後の抱負
感性設計学は、感性価値を工学的に設計するための学問体系を目指す、日本発の研究分野です。感性設計学の学術基盤として、力学的な原理から感性の仕組みを数学的に明らかにする感性のプリンキピア(数学原理)の確立を目指します。そして、その学術基盤をもって、広く社会に還元できる工学応用研究に取り組みたいと思います。
フランス・ボルドーで開催された国際工学設計会議ICED23にて発表した以下の論文がReviewers’ Favourite Awardを受賞しました。
日本デザイン学会第70回春期研究発表大会にて発表した研究について,松永 秀文君と大橋 優一郎君がグッドプレゼンテーション賞(GP賞)に選ばれました.
形状に対する覚醒ポテンシャルモデルの提案
松永 秀文(東京大学大学院 工学系研究科)
覚醒ポテンシャルにもとづく新奇色の提案手法
大橋 優一郎(東京大学大学院 工学系研究科)
Ho, M.-X., & Yanagisawa, H. (2023). Design for Well-Being and Sustainability: A Conceptual Framework of the Peer-To-Peer Sharing and Reuse Platform in the Circular Economy. Sustainability, 15(11), 8852.
https://www.mdpi.com/2320632
柳澤秀吉准教授が担当する、東京大学メタバース工学部ジュニア講座「デザインX工学」の受付を開始しました!中高生対象ですが、大学生も歓迎です(参加無料)。
東京大学メタバース工学部ジュニア講座「デザインX工学」
趣旨:工学とデザインの多彩で密接で意外な関係を、多様な分野で活躍する一流のデザイナ、デザイン・ものづくりに関わる本学教員とともに、知性と感性をフル活用しながら学ぶ。(セミナー、ワークショップは両方でもどちらかでも受講可)
① デザインX工学 セミナー(2023年7月2日~8月3日)
担当教員: 柳澤 秀吉(機械工学専攻)、長藤 圭介、中尾政之
ゲスト講師:山中 俊治 特別教授、隈 研吾 特別教授
長谷川 愛 氏、高橋 智隆 氏、土屋 尚史 氏
詳細・申込はこちら↓
https://www.meta-school.t.u-tokyo.ac.jp/junior/23sde/
② デザインX工学 ワークショップ (2023年7月15日~8月5日)
担当教員: 柳澤 秀吉(機械工学専攻)、長藤 圭介、大竹 豊 (精密工学専攻)
詳細・申込はこちら ↓
https://www.meta-school.t.u-tokyo.ac.jp/junior/23sdw/
M1本多詩聞君、柳澤秀吉准教授らの美的形状生成システムに関する論文がJournal of Engineering Designに掲載されました。
Honda, S., Yanagisawa, H., & Kato, T. (2022). Aesthetic shape generation system based on novelty and complexity. Journal of Engineering Design, 1–20.
https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/09544828.2022.2155343
心の豊かさをもたらすモノづくりのための感性設計学について研究しています。
デザインの上流段階をデジタル化する物理モックアップ技術
新奇性に対する受容性と慣れ・飽きの予測モデル
デザインプロセスにおける語彙マネジメント技術